- あたしゆきおんな
-
- 価格
- 1,430円(本体1,300円+税)
- 発行年月
- 2012年11月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784494007653
[BOOKデータベースより]
山をふきぬける北風が、雪とダンスをおどる夜、一人のゆきおんなが生まれる。冷たいひとみは青く輝き、彼女のうたごえは、あらゆるものをこおらせてしまう。ある夜、若いきこりを見つけたゆきおんなは…。ゆきおんなの恐ろしさ、はかなさを描いた絵本。
[日販商品データベースより]山をふきぬける北風が、雪とダンスをおどる夜、ひとりのゆきおんなが生まれる。冷たい瞳は青く輝き、彼女の歌声はあらゆるものを凍らせる。ある夜、若いきこりを見つけたゆきおんなは…。
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笑いが止まらなかった第一作目『わがはいはのっぺらぼう』とはうって変わって、自然界の美しさとおそろしさを感じる「怪談えほん」です。でもそこは飯野和好さんの絵と富安陽子さんの文!おそろしいんだけど美しい、口をとがらして踊る様子はなんだか可愛いゆきおんな。春が来るといつしか消えてしまうゆきおんな。ほうら、もう ぎんいろにかがやく ながいかみのひとすじまで くっきりとみえるよしろいきものに、きんのおび。つめたいひとみは あおくかがやき、くちびるは、ゆきにさく さざんかみたいにあかい。そうさ、これがゆきおんなというものさ。濃紺の闇に舞う吹雪。ひゅーっびゅおおぉーと雪が吹きつけ、バタバタと戸口が鳴る音が聞こえてきそうです。囲炉裏端でおばあちゃんが声をひそめ語るのを、息をのんで聞きいる子どもたち。背中がぞわぞわして・・・そんな様子が目に浮かびそう。こんなこわそうな絵本、うちの子にはとても・・・、と思われますか?いえいえ、子どもって、こういう絵本、実は大好き!だと思いますよ〜。この磁石のような力・・・子どもには伝わるに違いありません。何より、富安陽子さんの言葉からはまるですぐそこにだれかがいるような体温を感じるんです。一度読んでみると、最初は知らん顔をしていても、心のどこかで気になる絵本。そんな存在になりそうな絵本です。
(絵本ナビライター 大和田佳世)
だれにもしゃべっちゃいけないよ、と念押しされて聞く、雪女の物語。
場面は月明かりに照らされた雪景色の山。
北風が雪を舞い上げ、雪女がぼんやりと、そしてゆっくりと姿を現すのです。
丁寧に描写された雪女の造形が、巧みな語り口で体感できます。
でも、この雪女は、人間に寄り添うだけの存在で、気配を残すだけです。
そして、梅の花の開花とともに、また姿を消すのです。
口外禁止の約束が効いています。
良質な語りを聞くようでした。
飯野さんの絵も雰囲気たっぷりでもちろんいいですが、
ストーリーテリングで聞いてみたいなあ、と思いました。
絵本の読み聞かせでしたら、冬の終わり、春の便りが出始めた頃がいいですね。(レイラさん 40代・兵庫県川西市 男の子19歳、男の子17歳、 )
【情報提供・絵本ナビ】
笑いが止まらなかった第一作目『わがはいはのっぺらぼう』とはうって変わって、自然界の美しさとおそろしさを感じる「怪談えほん」です。でもそこは飯野和好さんの絵と富安陽子さんの文!おそろしいんだけど美しい、口をとがらして踊る様子はなんだか可愛いゆきおんな。春が来るといつしか消えてしまうゆきおんな。ほうら、もう ぎんいろにかがやく ながいかみのひとすじまで くっきりとみえるよしろいきものに、きんのおび。つめたいひとみは あおくかがやき、くちびるは、ゆきにさく さざんかみたいにあかい。そうさ、これがゆきおんなというものさ。濃紺の闇に舞う吹雪。ひゅーっびゅおおぉーと雪が吹きつけ、バタバタと戸口が鳴る音が聞こえてきそうです。囲炉裏端でおばあちゃんが声をひそめ語るのを、息をのんで聞きいる子どもたち。背中がぞわぞわして・・・そんな様子が目に浮かびそう。こんなこわそうな絵本、うちの子にはとても・・・、と思われますか?いえいえ、子どもって、こういう絵本、実は大好き!だと思いますよ〜。この磁石のような力・・・子どもには伝わるに違いありません。何より、富安陽子さんの言葉からはまるですぐそこにだれかがいるような体温を感じるんです。一度読んでみると、最初は知らん顔をしていても、心のどこかで気になる絵本。そんな存在になりそうな絵本です。
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