- 消滅の光輪 上
-
- 価格
- 1,100円(本体1,000円+税)
- 発行年月
- 2008年07月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784488729028
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「夏の文庫100冊 2013」レビューコメント
眉村卓氏の司政官シリーズの一冊で、司政官制度が、多くの惑星の自立化や連邦直轄事業体の隆盛に伴って、かつてのような栄光を失いつつある時代が舞台です。 主人公は、恒星の新星化に伴う惑星全住民の他星移住という重責を果たすために送り込まれ、緊急指揮権の発動により強大な権限を手に入れることになりますが、連邦経営機構という巨大組織内では一手駒として扱われ、やがて巡察官の告発により職務を凍結されることになります。ただし、この告発も、司政官への任命自体も、住民の中にいる不穏分子を移住前に一掃するためのシナリオに組み込まれていたことが、次第に明らかになっていきます。最終的には、主人公は、組織に残りつつも、新たな責務として自らに課したことを実行することを決意することになります。 仕事に疲れたときに読むと、主人公に比べると自分の苦労、全然大したことはないと思えます。 泉鏡花文学賞、星雲賞受賞作品。(MACKY/男性/50代)