[BOOKデータベースより]
阪神淡路大震災以来、さまざまな災害や事件・事故後の支援に携わってきた著者が、子どもたちへの心理支援の実際を記載し、わが国における心理支援モデルを提案する。
第1章 災害・事件後の心理支援の歴史と課題
第2章 阪神淡路大震災と神戸児童連続殺傷事件後の心理支援の実践
第3章 台風23号豪雨災害後とインド洋大津波後の心理支援と心理教育のためのトラウマ・ストレス尺度
第4章 中国・四川大地震後の専門家支援研修
第5章 小学生殺害事件後の心理支援
第6章 東日本大震災後の子どもの心理支援システム
第7章 災害・事件後の子どもの心理支援システム構築の考察
苦しみ続ける子どもたちが、自らの回復力を引き出すために。阪神淡路大震災以来、様々な災害や事件・事故後の支援に携わってきた著者が、子どもたちへの心理支援の実際を記載し、日本における心理支援モデルを提案。






















大震災や深刻な事件のあと、心に傷を負った子どもへの心理支援の実践から、「理論」「方法」と「人的システム」を総合して明らかにする。これらのモデルは、東日本大震災以前のさまざまな災害後における支援活動のなかで徐々に構築されていったものである。西欧モデルを参考にしながらも、被災者にとって適切でないと判断された際には、積極的に、わが国やアジアの文化と、人的システムを考慮して構築していく。