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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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アフタヌーンナイト




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贅沢な言葉たち
精神医学に分類されているようですが、内容はむしろ哲学か文学のような…。著者の提言する精神学は木村敏さんの臨床哲学に近い感じもしますが、論の根っこというか、本質的なところはかなり異なるように感じました。私としては、こちらの方が、と言うか、この本に魅かれます。今時の本になく、言葉が贅沢ですね。発想もとても斬新です。読み飛ばすこともできるし、ゆっくりと味わうこともできる不思議な魅力があります。おススメ!
























[BOOKデータベースより]
序章 抱きかかえられた狂気
[日販商品データベースより]第1章 「なぜ」への問い
第2章 「狂気」への問い
第3章 「客観」の存在不可能性
第4章 神格からの脱却―人間はすべて「ボーダー」であり「ボーダー」にある
第5章 迷路をさまよう者たちへ―ハエとり器からの脱出のために
終章 精神医学から精神学へ
「狂うこと」の本質を、人が人たる所以に見て、迷路から逃れ出ることのできぬ様を真正面から捉える試み。人間の物語性を、おとぎ話やマンガ、TVドラマや映画から取材、正気と狂気の境を縦横にさまよいめぐる1冊。