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[BOOKデータベースより]
ジャック・ラカンが提出した「剰余享楽」「資本主義のディスクール」といった概念は、現代社会の現象の把握にきわめて有効だ。本書では力強く展開する現代ラカン派の理論を紹介するとともに、うつ、自閉症、ヘイトスピーチといった、臨床や政治社会における広範な事象に応用し分析を試みる。精神分析の言説に新たな息吹をもたらす、ラカン派の俊英による鮮やかな社会論。
第1部 理論(現代ラカン派の見取り図―ジャック=アラン・ミレールの議論を中心に;4(+1)つのディスクールについて―マルクスから資本主義のディスクールへ;性別化の式について―キルケゴールはいかにして男性側の式のリミットを超えたのか?)
[日販商品データベースより]第2部 臨床(DSMは何を排除したのか?―ラカン派精神分析と科学;現代の病としての「うつ」―「現勢神経症」と資本主義のディスクール;「恥の死滅」としての現代―羞恥の構造を読む;自閉症をめぐるフランス的問題)
第3部 政治(レイシズム2.0?―現代ラカン派の集団心理学1;享楽の政治―現代ラカン派の集団心理学2;ラカン的政治のために)
精神分析が導く現代資本主義社会の突破口〓
ジャック・ラカンが提出した「剰余享楽」「資本主義のディスクール」といった概念は、現代社会の現象の把握のためにきわめて有効だ。本書では力強く展開する現代ラカン派の理論を紹介するとともに、うつ、自閉症、ヘイトスピーチといった、臨床や政治社会における広範な事象に応用し分析を試みる。精神分析の言説に新たな息吹をもたらす、ラカン派の俊英による鮮やかな社会論。
「こうして、「不可能な享楽」は「エンジョイ」になり、〈父〉はデータの番人になった。現代の私たちは、後者による徹底的な制御のもとで、前者の「エンジョイ」としての享楽の過剰な強制――「享楽せよ! Jouis !」という超自我の命令――によって、そして、その結果として消費されるさまざまなガジェットがもたらす依存症的な享楽によって慰められながら、徐々に窒息させられつつあるのではないだろうか。だとすれば、そこから抜け出すことはいかにして可能なのだろうか?」(本書より)