- 神の三位一体が人権を生んだ
-
現代思想としての古代・中世哲学
春秋社(千代田区)
八木雄二
- 価格
- 3,080円(本体2,800円+税)
- 発行年月
- 2019年06月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784393322314
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[BOOKデータベースより]
人権や人格の専厳の由来は何か。三位一体や神の存在証明、無知の知や普遍論争など、キリスト教神学と、ソクラテス、アンセルムス、トマス、スコトゥスらの哲学をたどり、近代が隠蔽した古代・中世からつづく思想の地下水脈を明らかにする。
第1章 神の三位一体と人権(人権思想とは何か;国家と人権 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 神の存在証明と国家の存在(中世における神の存在;アンセルムスの神の存在証明 ほか)
第3章 疑いと、想像と、確信(疑われるもの;疑いの発生 ほか)
第4章 アンセルムスとソクラテスの発見(アンセルムスとソクラテス;「哲学らしさ」の欺瞞 ほか)
第5章 ソクラテスの実像とその哲学(クセノポンのソクラテス描写;クセノポンとソクラテス ほか)
人権思想の始原は神学にあり。国家を支える一般意志を探り、ソクラテスの「無知の知」の誤解を解き、古代・中世思想にひそむ現代思想を超える知恵を発掘するスリリングな哲学の冒険。