- 身体構造力
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日本人のからだと思考の関係論
- 価格
- 880円(本体800円+税)
- 発行年月
- 2020年08月
- 判型
- B40
- ISBN
- 9784344928992

ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
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とおりすがり




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近年にない名著
地元紙の書評で知って購入。著者はこれが処女作だそうだが、身体の構造から文化哲学まで語り尽くす筆力はただもんじゃない。実用書に関しては近年は実力や情熱というよりも業界関係の情実やコネで出版社が文化人を作り出すシステムに乗っかっているものがほとんどで正直つまらないなと思っていたところ、この本は久しぶりの「当たり」だった。
整体や鍼灸の人の著書は昨今の読者レベルに合わせるのかどうかは知らないが、スピリチュアルに逃げたり、辛い憂世を慰撫する精神的励まし、まさしく著者が言う「猫撫で声」で擦り寄ってくるものが多いが、どこまでも現前の身体にこだわり論理を捨てない知性が本書にはある。筆が走りすぎて言葉足らずな部分がないとは言えないが読後感はとても爽快。
しかし、同業者の中には不快に感じる人もいるかもしれない。このレビューにもちらほら見かけるが、どうでもいいことを指摘して、どうにかして貶めたいという思いが透けて見える。
誉めすぎかもしれないが、この本は近年にない名著だ。
続編が読みたいので出版社の方よろしく。




















[BOOKデータベースより]
日本人は身体構造を軽視して脳と心ばかり大事にする。身体構造の歪みは性格形成や感情に影響する。「ありのまま」の左右非対称を受け入れよう。「左右の脚の長さが違います」と言う整体師には要注意。「正しくたくさん歩く」ことが骨格維持の基本。骨格の歪みは「優しい整体」では直らない…身体構造を理解することの大切さを語り、混沌とした整体業界を斬る。
1 身体と構造の力(構造の力;人間は左右対称ではない;構造の力と脳の不可分な関係;構造の歪みと性格;理想的な骨格を維持するためになすべきこと;EBMという神様;プラセボの発見とEBM;構造的な視点から見る“手術のプラセボ”;プラセボを求める心性)
[日販商品データベースより]2 身体を忘れた日本人(「優しい整体」を選んでしまう認識の歪み;近代主義的世界観とは;大脳中心主義的世界観と身体の喪失;治療家も患者も抱えている近代的病理;日本独特の文化と身体喪失;身体を忘れた日本人)
3 混沌の整体業界(整体師と日本の資格制度;整体学校の乱立と混沌)
日本人は身体構造を軽視して脳と心ばかり大事にする。身体構造の歪みは性格形成や感情に影響する。「ありのまま」の左右非対称を受け入れよう。「左右の脚の長さが違います」と言う整体師には要注意。「正しくたくさん歩く」ことが骨格維持の基本。骨格の歪みは「優しい整体」では直らない…身体構造を理解することの大切さを語り、混沌とした整体業界を斬る。