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- 狂人の太鼓
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Mad man’s drum.
- 価格
- 2,200円(本体2,000円+税)
- 発行年月
- 2002年10月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784336044556
[BOOKデータベースより]
奴隷商人の父親がアフリカから持ち帰った太鼓は、一家に何をもたらしたのか。父の教えを守り、書物に埋もれた学究生活を続ける男とその家族を次々に見舞う恐るべき死と災厄。グロテスクな想像力にあふれた120枚の木版画で語られるこの「小説」には、文字が一切存在しない。読者は絵を1枚ずつ丹念に読み解くことによって、“知”に憑かれた主人公に下された過酷な運命を、ひとつひとつ辿っていくことになる。強烈な明暗対比と鋭い描線で読書界に衝撃を与えた特異な天才画家ウォードの“文字のない小説”。
[日販商品データベースより]奴隷商人がアフリカから持ち帰った太鼓は何をもたらしたのか。書物に埋もれた学究生活を送る男とその家族を次々に見舞う恐るべき死と災厄。120点のグロテスクな想像力にあふれた木版画で綴る“文字のない物語”。
どのように評価して良いのかわからない絵本です。
ゆうに240頁を超える単行本想定の本の中は、文字のない木版画のページが続きます。
絵で描いた小説だそうですが、読み返すたびにイメージが深くなっていきます。
ディテイルは描かれていて、お題として「狂人の太鼓」はありますが、ストーリーは読者の感性に任されているようです。
太鼓とはアフリカから連れ帰った黒人たちを象徴しているようですが、待ち構えていたのは、気難しくて、グロテスクにも見える人々。
感性豊かな思春期世代は物語をどのようにまとめあげるのでしょうか。(ヒラP21さん 60代・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】