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- 鏡花変化帖
-
国書刊行会
橘正典
- 価格
- 3,300円(本体3,000円+税)
- 発行年月
- 2002年05月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784336044242
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[BOOKデータベースより]
「醜」と「美」とが渾然一体となった泉鏡花の陰惨華麗なる作品世界を、斬新かつ軽やかな切り口で読み解く―。
第1章 朱の色―『春昼』『春昼後刻』『朱日記』
[日販商品データベースより]第2章 雛人形と蝋人形―『雛がたり』『菎蒻本』
第3章 紅茸幻想譚―『茸の舞姫』『小春の狐』『木の子説法』
第4章 剃刀と眉―『註文帳』『売色鴨南蛮』『眉かくしの霊』
第5章 女の流離譚―『女仙前記』『龍胆と撫子』『幻の絵馬』『山吹』
第6章 黒猫異聞―『黒猫』『霊象』
第7章 白鷺城天守―『天守物語』
第8章 歯・小指・片袖―『鷭狩』『革鞄の怪』
第9章 美醜の始原・叛乱の始原―『沼夫人』『髯題目』『蛇くひ』
第10章 墓と赤蜻蛉―『由縁の女』『さゝ蟹』『卵塔場の天女』『縷紅新草』
朱、茸、剃刀などの様々なキーワードをもとに、「醜」と「美」が渾然一体となった泉鏡花の陰惨華麗なる作品世界を、斬新かつ軽やかな切り口で読み解く評論集。「黒猫」や「幻の絵馬」など隠れた名作を多数取り上げる。