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[BOOKデータベースより]
第1部 はじめに(情報セキュリティからITリスクへ)
第2部 ITシステムに安全をもたらす工学技術(情報セキュリティ技術の概要と今後の方向;信頼性・安全性工学とITリスク;ソフトウェアエンジニアリングとセキュリティホール;ITシステムのプロジェクトマネジメント)
第3部 ITシステムに安全・安心をもたらす心理学・社会科学的接近(ITシステムに対するリスク心理学的接近;ITリスクに対する社会科学統合的接近)
第4部 ITシステムに安全をもたらすリスクマネジメント(ITシステムのリスクマネジメントの全体像;ITシステムにおけるリスクアセスメント;ITシステムにおけるリスクコミュニケーション;ITシステムと事業継続マネジメント(BCM:Business Continuity Management);アプローチ法の一例:プライバシー影響評価;多重リスクコミュニケータMRCと社会的合意形成支援システムSocial‐MRC)
不正によるものだけでなく、天災や故障、ヒューマンエラーも対象に、サービスに関連して発生する安全の総合問題を「ITリスク」とし、それらの問題を解決するための糸口となる「ITリスク学」の考え方をまとめる。
現代の情報社会においてわれわれの生活はITシステムに大きく依存するようになっている。この機能が損なわれるとその影響は広範囲にまで及んでしまうことが考えられる。またこのような日々進歩し続けるITシステムの安全を確保することは従来の「情報セキュリティ」の概念だけで対応するのは困難になりつつある。
したがって本書では不正によるものだけでなく天災や故障ヒューマンエラーまでも対象としITシステムが扱う情報そのものだけでなくサービスに関連して発生する安全の総合問題を「ITリスク」と名付けそれらの問題を解決す