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[BOOKデータベースより]
第0章 はじめに
第1章 集合
第2章 論理
第3章 関係
第4章 写像
第5章 代数系
第6章 計算の複雑さ・数え上げ
第7章 順序集合から束へ
第8章 グラフ理論
まず,本書の特色の1つめは,できるだけ多くの人たちに離散数学の存在を知ってもらい,また興味をもって学んでもらえるようにするため,「わかりやすさ」を徹底的に追及した内容になっている点である。「わかりやすさ」に関しては,「本の中で登場する概念をわかりやすく解説している」という意味もあるが,「本の中で登場する概念が具体的にどの部分に役立っているのかについて,わかりやすく解説している」という意味もある。本書では,特に後者の応用面に関して重点を置いて執筆している。というのも,前者の概念のわかりやすい解説については,これまでの離散数学の中にもいくつか見ることができるが,後者の応用面について執筆されている本は,ほとんど見当たらないからである。
本書の特色の2つめは,厳密なタイムマネージメント(進捗管理)に配慮している点である。この厳密なタイムマネージメントを実現させるため,まず,著者自身が,本書の原稿のひな形を自分自身の授業で使用し,各部分の説明,各例題に,どれだけの時間が必要になるのかを正確に計測した。その結果から,本書の内容すべてが,90分×15コマの範囲内で収まるように設計を行っている。
本書の特色の3つめが「イラスト」である。これまでの離散数学の本においても,イラストを採用しているものもあるが,いずれもイラストを本文を補足するためのオマケ程度として取り扱っている場合が多い。本書では,イラストを単なるオマケではなく,本文の一部としてイラストを有機的に連動させるように組み込み,わかりやすさの追求するため,また読者の興味を持続させる効果を出す工夫を行っている。また,イラストの数も,実に100点以上と,従来の離散数学にはない豊富な数となっており,それによるダイナミックな流れを実現できている。
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情報分野においては必須な知識だが、苦手な方が多い離散数学を、豊富なイラスト、応用事例を例題を中心として丁寧に説明。