この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 徹底討議 二〇世紀の思想・文学・芸術
-
価格:4,620円(本体4,200円+税)
【2024年03月発売】
- 普通をずらして生きる
-
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2024年04月発売】
- 教育は遺伝に勝てるか?
-
価格:935円(本体850円+税)
【2023年07月発売】
- パーフェクトRust
-
価格:4,180円(本体3,800円+税)
【2023年03月発売】
- 正義の味方が苦手です
-
価格:880円(本体800円+税)
【2023年01月発売】
[BOOKデータベースより]
ソフトウェア開発における“ビジネスリスク”“技術リスク”“プロジェクト外部要因によるリスク”への取り組み方を学び、組織の競合力を強化する!リスク管理プロセス、リスク分析技術、リスク管理計画等を詳説。章末のチェックリストで弱点が発見できる。
第1章 リスク管理プロセス
[日販商品データベースより]第2章 ソフトウェア開発プロジェクトのリスク
第3章 ソフトウェア開発プロジェクトのリスクアセスメント
第4章 ソフトウェア開発プロジェクトのリスク軽減戦略の策定
第5章 ソフトウェア開発プロジェクトのリスク監視
第6章 ケーススタディ
リスク管理を煎じ詰めるならば、やるべき事をやるべきときにきちんとやっておくことに尽きる。特別に難しい技術が必要なわけではない。しかし規律が必要であり、着実な実践を旨としなければならない。
リスクには、第一に、「開発当初に要求仕様を必ずしも確定できない」、あるいは「開発途上、競合や市場への対応から止むを得ない仕様の変更が起きることが多い」などのいわゆるビジネスリスクがある。第二には、前記と関連してプロジェクト規模や工数の見積り技術の不備、新技術や新しい開発プラクティスの利用からくる不確実性や、技術者能力の不足などの技術的リスクがある。そして第三には、プロバイダ市場や環境の変化、あるいはわが国ではまだ例は少ないが、ソフトウェア訴訟などのプロジェクトの外部要因によるリスクがある。
リスク管理は機会管理であるということができ、組織の経営における能動的な価値を有している。
本書は、リスク管理に対する気づきを新たにし、自らの組織の特質に合ったリスク管理プラクティスをつくり上げる助けとなるはずである。ソフトウェア開発のリスク管理についての書は極めて少ない。本書は、網羅的に初歩的あるいは常識的なレベルからリスク問題全体を概観している。本書に接して、リスク管理の価値を前述の機会管理の面からも再認識し、自らの組織に合ったリスク管理システムの構築に務めてほしいと願って本書の翻訳を思い立った。
(「監訳者のことば」より)
[原著John McManus: Risk Management in Software Development Projects、 Elsevier、 2004]
発行元:(株)構造計画研究所/発売元:共立出版