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- 前頭葉のしくみ
-
からだ・心・社会をつなぐネットワーク
ブレインサイエンス・レクチャー 08
- 価格
- 3,960円(本体3,600円+税)
- 発行年月
- 2019年10月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784320057982
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[BOOKデータベースより]
第1章 はじめに―振動する脳のネットワーク
[日販商品データベースより]第2章 前頭運動関連領野―身体性認知機能
第3章 前頭前野後方部―外界の注意対象の探索と維持
第4章 外側前頭前野―目標設定し企画する執行機能
第5章 内側前頭前野と頭頂連合野―行為者としてのモニタリングとメンタライズ
第6章 眼窩前頭前野と帯状皮質―内感覚とソマティックマーカーによる情動機能
第7章 基底核、扁桃体、小脳と前頭葉―手続き的学習と認知的柔軟性
第8章 前頭葉を巡る動的ネットワーク―脳内、脳‐身体、そして脳と社会
脳は多様なリズムが共存しながら,多くのネットワークでさまざまな部分が結び合わされている。前頭葉は一つの統合されたものというより,多数のネットワークが時空間的に複雑に連携したものとして考えることができ,脳が他の体の部分に比べとんでもなく大きなエネルギーを使う組織であることもうなずける。このような脳の新しいとらえ方に基づいて前頭葉のはたらきを解説したのが本書である。前頭葉は,身体,注意,外界の認知,自己や社会の認知,情動などたくさんの役割を担っている。本書では,人の心の動き,精神活動についてこの多様な前頭葉のはたらきという点から解説を試み,人の心のあり方を俯瞰する。
・多様なリズムではたらく前頭葉は指揮者のいないオーケストラ?
・「事物を考える」のと「人物を考える」のは前頭葉の違う場所?
・前頭葉では身体とのコミュニケーションが情動として構成される?
・多様で動的な環境とのやり取りが前頭葉のはたらきを進化させた?