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[BOOKデータベースより]
1 総論(用語解説)(一年生枝;冬芽の種類;冬芽のつき方 ほか)
[日販商品データベースより]2 各論(ヤナギ科;ヤマモモ科;クルミ科 ほか)
3 冬芽からみた落葉樹林の歴史(落葉広葉樹の出現;休眼芽の形態;低温への適応 ほか)
本書は、著者の直筆スケッチによる力作である。フィールドへ携帯して観察しながら樹木を検索できる。
樹木の分類では、生殖器官の花、そして、栄養器官の葉が同定の基準となっている。開花期や着葉期には、それらで十分である。けれども、北国では落葉樹が多く生育していて、しかも着葉期間と落葉期間の長さが変わらない。これまで、林業方面や森林植物、森林動物など、ほかの研究者の分野では、冬の樹木判別に、樹皮、樹形、枝ぶりが参考の基準とされてきた。しかし、これらの基準では、樹種を属の単位までしか判別できないケースが多い。しかも、同じ樹種についても、年齢、個体差、環境条件などによって、変化の範囲がいちじるしく多様となってしまい、豊かな経験、鋭い勘が必要となるから、初心者には判別が難しい。ところが、冬芽と一年生枝を基準にするならば、初心者であっても、多くのケースでは種の単位まで判別できる。