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- アレックス・スタディ
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オウムは人間の言葉を理解するか
The Alex studies.共立出版
イレネ・マクシン・ペッパーバーグ 渡辺茂(システム工学) 山崎由美子 遠藤清香- 価格
- 7,700円(本体7,000円+税)
- 発行年月
- 2003年02月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784320055971
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[BOOKデータベースより]
ソロモン王の指輪を求めて
[日販商品データベースより]鳥とのコミュニケーションは本当に可能か
オウムは英語の指示的使用を学習できるか
オウムはカテゴリー概念を持つか
オウムは異同概念を学習できるか
「ないこと」がわかるか
オウムは数概念を理解・使用できるか
アレックスはラベルを理解しているか
オウムは相対概念を理解できるか
オウムはどの程度対象の永続性の概念を持っているだろうか
オウムの音遊びは学習を助けるだろうか
オウムの音遊びは意味のある音声に変換できるか
コミュニケーション規則を教えるために必要な入力
ヒトとオウムの発話はどのくらい似ているか
オウムはどのようにしてヒトの発話音を産出するのか
アレックスのデータから言えること
動物と人間の比較認知研究の第一人者であるI.M.Pepperberg(アリゾナ大学の生態学/進化生物学の準教授)の研究活動の集大成。Pepperbergは、動物との言語コミュニケーションを通じて、動物の内面世界、心の活動を理解することを試み、成果を上げてきた。アレックスという名前のオウムを使った実験を長年続けており、本書はその研究活動のすべてを紹介する。
オウムは物まね鳥として古くから知られていたが、科学的研究の対象とはされてこなかった。その理由は1950年代に心理学者がオウムの言語行動は意味をもたない模倣であると結論づけたためである。Pepperbergはこの問題に相互コミュニケーション法といわれる新しい方法で取り組み、動物の主観的世界を理解するという金字塔的業績をあげている。この研究はSchustermanのアシカの研究、Savage-Lumbaughのボノボの研究とともに比較認知における古典となると思われる。また、彼女の業績は科学ジャーナリズムにも広く取り上げられており、日本のテレビでも何回か放映されている。2000年8月には比較認知の国際シンポジウムのために来日した。実験対象となった、オウムのアレックスは、この研究分野のひとたちには、とくに有名なオウムである。