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- カオス力学系入門 第2版(新訂版) 國府寛司〔ほか〕訳
-
An introduction to chaotic dynamical systems.2nd ed.
- 価格
- 6,050円(本体5,500円+税)
- 発行年月
- 2003年11月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784320017054
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[BOOKデータベースより]
本書はまず何よりも数学の教科書である。全体を通じて離散力学系理論の数学的見地を強調するもので、この理論の多くのいろいろな応用に重きをおくものではない。本書は比較的初学者のレベルから始め、最後まで物理学科や工学部の典型的な数学の課程以上のものはあまり要求しないように進んでいく。本書の3/4の部分は、基礎的な微積分と線型代数の素養だけしかもっていない学生にも理解できる。もちろん、専門的数学の良き素養は全体を通じて役立つ。第2版では、軌道図についての新しい題材とマンデルブロー(Mandelbrot)集合についての新しい節を加えた。その他で第1版からの主な変更は、分岐理論の基礎とシャルコフスキーの定理の取扱いについての修正だけである。新訂版においては、以前の版や原著にあった少なからぬ証明の不備や間違いも気がついた限りにおいて修正した。また索引を大幅に充実させ、英語表記や数学記号を新たに加えるなどして、読者のさらなる学習の便宜を図った。
第1章 1次元力学系(力学系の例;微積分学からの準備;初等的定義 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 高次元力学系(準備;線型写像の力学系:2次元および3次元;馬蹄形写像 ほか)
第3章 複素力学系(複素解析からの準備;2次写像再論;正規族と除外点 ほか)
近年、「カオス」ほど、数学、物理学、生物学、経済学などの広範囲の分野にわたって興味をもたれているものはない。本書は、大学教養課程の数学を用いてカオスの数学を、その定義から始めて、わかりやすく説明している。解説には図を多く用いカオスの本質を徹底的に詳述。関連した諸基本概念についてもわかりやすい説明が与えてあるため、多くの分野の方々が的確に理解する事ができる。また本格的にこの分野に踏み込む人々のきわめて有力な手助けとなる書として原著は世界的に好評を博しているが、本新訂版では、翻訳した当時には確定していなかった用語や言い回しなどを洗い直し、原著での不備や間違いなどを含めて訳の修正を大幅に行なった。
[原著 Robert L.Devaney:An Introduction to Chaotic Dynamical Systems Second Edition 1989 Perseus Books Publishing、L.L.C.]