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[BOOKデータベースより]
読書とはつねに“部分”から“全体”への推論だ―仕事や勉強のため必要に迫られて読書するときでも、いったん本に没入すれば私たちはまちがいなく“狩猟者”の眼差しになり、言葉や文章を“狩って”いる―。本の中で出会う知識や情報の断片を、どのように捕らえ、体系化できるのか?「読書効率主義」とは正反対のベクトルを志向する進化生物学者が本の山の奥へと分け入り、読書経験を通しものごとを考えぬく知力を養う術を伝える。
第1章 知のノードとネットワーク―読書は探検だ(手にする動機、読み通す技術;文字空間とその可視化―インフォグラフィックスの視点から ほか)
第2章 読書術(基本篇)―大技と小技のあれこれ(“完読”足元を見よ、メモを取れ、時々休め;“速読”自己加圧ナッジの術 ほか)
第3章 読書術(応用篇)―冒険と危険は紙一重(“難読”先入観で分類しない;“精読”読書ノートをつくりこむ ほか)
第4章 読書術(発展篇)―読み終わらない本のためのパヴァーヌ(“復読”読者としてアップグレードする;“休読”途中で撤退する勇気と決断 ほか)