ゲスト さん (ログイン)
ゴールデンウイークの営業についてのご案内
お取り扱い商材の変更について
オンライン書店【ホンヤクラブ】はお好きな本屋での受け取りで送料無料!新刊予約・通販も。本(書籍)、雑誌、漫画(コミック)、洋書など在庫も充実
文春新書 1252
文藝春秋 村上陽一郎
細菌やウイルスに突然、命を奪われる時代が終わり、有数の長寿社会が実現したいま、歴史上はじめて、一人ひとりが自分の人生の終わり方を考えざるをえなくなった。死生観、安楽死、尊厳死、終末期医療…科学哲学の泰斗が示した、死を準備するために考えておくべきこと。
第1章 なぜ「死ねない」のか(医学は経験論だった;歴史の浅い近代医学 ほか)第2章 日本人の死生観(神話にみる死生観;人間は死んだらどこへ行くのか ほか)第3章 死は自己決定できるのか(安楽死をめぐる世界の状況;尊厳死が容認されているアメリカ ほか)第4章 医療資源・経済と安楽死(「死ねない」理由;胃瘻と経営 ほか)最終章 死を準備する(生きてきたように死ぬ;いまをどう生きるか ほか)
いま私たちは「なかなか死ねない時代」に生きている。人類の歴史の中で、ひとり一人が死生観を持つことはなかった。病気やけがによる不慮の死が身近だった時代、どのように死ぬのかを考えるのではなく、どう生きるかこそが問われていたのだ。しかし医療が進歩し、人生の終わりが引き延ばされるようになったことで、逆に、私たちは自分の死について具体的に考えなければいけなくなっている。自分の人生をどう終わらせるのか--歴史上はじめて、私たちはこうした問いに答えなければならなくなったのだ。著者は、まず、私たちが、なぜ死ねなくなったのかを教えてくれる。近代医学の歴史が実は浅いこと。医療の進歩が医者と患者の関係を変えたこと。そして「健康」のあり方が変わってきたこと。その上で、私たちの「死生観」の移り変わりを追う。中世、江戸時代、そして日本と西洋で、死はどう考えられてきたのか。それが、どのように変わってきたのか。に対する考え方はどう変わったのか。そして安楽死・尊厳死について考える。オランダなどで安楽死が認められるまでに、いくつもの事件があり、社会的な議論があった。日本でも数十年にわたって議論が続いている。そうした経緯を踏まえ、残された人、医療関係者の思いにも目配りしつつ、私たちは死を自己決定することができるのか、考えを深める。最後に、死を準備するときの心構えについて述べている。死を思えるのは人間だけ。死を選べる社会となったいま、私たちはどのようにして死を考えたらいいのか。心の道しるべを示してくれる。これまで医療や死について長年、思索を深めてきた著者が、読者と一緒に、人生の終わり方について考えるとき、わきまえておくべきことを、丁寧に伝える一冊。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
村上陽一郎
価格:1,760円(本体1,600円+税)
【2018年03月発売】
ページ上部へ戻る
この商品に寄せられたカスタマーレビューはまだありません。
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
本好きのためのオンライン書店
Honya Club.comは日本出版販売株式会社が運営しているインターネット書店です。ご利用ガイドはこちら
1位
又吉直樹
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2015年03月発売】
一覧を見る
[BOOKデータベースより]
細菌やウイルスに突然、命を奪われる時代が終わり、有数の長寿社会が実現したいま、歴史上はじめて、一人ひとりが自分の人生の終わり方を考えざるをえなくなった。死生観、安楽死、尊厳死、終末期医療…科学哲学の泰斗が示した、死を準備するために考えておくべきこと。
第1章 なぜ「死ねない」のか(医学は経験論だった;歴史の浅い近代医学 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 日本人の死生観(神話にみる死生観;人間は死んだらどこへ行くのか ほか)
第3章 死は自己決定できるのか(安楽死をめぐる世界の状況;尊厳死が容認されているアメリカ ほか)
第4章 医療資源・経済と安楽死(「死ねない」理由;胃瘻と経営 ほか)
最終章 死を準備する(生きてきたように死ぬ;いまをどう生きるか ほか)
いま私たちは「なかなか死ねない時代」に生きている。
人類の歴史の中で、ひとり一人が死生観を持つことはなかった。
病気やけがによる不慮の死が身近だった時代、どのように死ぬのかを考えるのではなく、どう生きるかこそが問われていたのだ。
しかし医療が進歩し、人生の終わりが引き延ばされるようになったことで、逆に、私たちは自分の死について具体的に考えなければいけなくなっている。
自分の人生をどう終わらせるのか--歴史上はじめて、私たちはこうした問いに答えなければならなくなったのだ。
著者は、まず、私たちが、なぜ死ねなくなったのかを教えてくれる。
近代医学の歴史が実は浅いこと。医療の進歩が医者と患者の関係を変えたこと。そして「健康」のあり方が変わってきたこと。
その上で、私たちの「死生観」の移り変わりを追う。
中世、江戸時代、そして日本と西洋で、死はどう考えられてきたのか。それが、どのように変わってきたのか。に対する考え方はどう変わったのか。
そして安楽死・尊厳死について考える。
オランダなどで安楽死が認められるまでに、いくつもの事件があり、社会的な議論があった。日本でも数十年にわたって議論が続いている。
そうした経緯を踏まえ、残された人、医療関係者の思いにも目配りしつつ、私たちは死を自己決定することができるのか、考えを深める。
最後に、死を準備するときの心構えについて述べている。
死を思えるのは人間だけ。死を選べる社会となったいま、私たちはどのようにして死を考えたらいいのか。心の道しるべを示してくれる。
これまで医療や死について長年、思索を深めてきた著者が、読者と一緒に、人生の終わり方について考えるとき、わきまえておくべきことを、丁寧に伝える一冊。