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[BOOKデータベースより]
廃業した病院にやってくる、十二人の子どもたち。建物に入り、金庫を開けると、中には1から12までの数字が並べられている。この場へ集う十二人は、一人ずつこの数字を手にする決まりだった。初対面同士の子どもたちの目的は、みんなで安楽死をすること。病院の一室で、すぐにそれは実行されるはずだった。しかし、十二人が集まった部屋のベッドにはすでに一人の少年が横たわっていた。彼は一体何者なのか、誰かが彼を殺したのではないか。このまま計画を実行してもいいのか。この集いの原則「全員一致」にのっとり、十二人の子どもたちは多数決を取ろうとする。俊英・冲方丁がデビュー20年目にしてはじめて書く、現代長編ミステリー!性格も価値観も環境も違う十二人がぶつけ合う、それぞれの死にたい理由。彼らが出す結論は―。
[日販商品データベースより]かつて病院だった建物に集う、少年少女たち。彼らの目的は安楽死をすること。だがそこにはすでに、ひとりの少年が横たわっていた…。俊英・冲方丁がデビュー20年目にしてはじめて書く、現代長編ミステリー。
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- Katsuei
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新たな視点から死について考える
ネットを見て、廃業した病院に十二人の子どもたちが集まった。彼らの目的は集団で安楽死する事。
しかし、既に安楽死を決行したと思われる男の子が一人ベットに横たわっていた。
最後にこの集いの主催者が現れる。すると十二人だったはずの参加者が、一人多い事に気が付き、このまま実行すべきか否かと議論が展開する。
ネットで多くの設問に答え、選ばれた者だけに通知されたはずの集いを彼はどうやって知り得て、そして先に安楽死したのか?
斬新な設定ではあるが、そのような現実があり得そうでもあり、その中で展開する謎解きは、今までにない視点の推理小説と言う感じがする。
果たして謎は解けるのか、そして安楽死をする集いはどうなるのか、先を読まずにはいられない作品でした。
かつて病院だった建物に集う、少年少女たち。彼らの目的は安楽死をすること――。だがそこにはすでに、一人の少年が横たわっていた。