この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- うぽっぽ同心終活指南 二
-
価格:770円(本体700円+税)
【2024年02月発売】
- アルプス席の母
-
価格:1,870円(本体1,700円+税)
【2024年03月発売】
- 京都岡崎、月白さんとこ 茜さすきみと、「ただいま」の空
-
価格:704円(本体640円+税)
【2024年03月発売】
- ザ・ロイヤルファミリー
-
価格:990円(本体900円+税)
【2022年12月発売】
- うぽっぽ同心十手綴り かじけ鳥
-
価格:770円(本体700円+税)
【2024年01月発売】
[日販商品データベースより]
一夜だけ花開く、一瞬の生の輝き――
半世紀過ごした米国からの帰国直前、妻則子が急逝し、朝堅は癌に冒され……。人々との邂逅を追憶しながら、生と死を観想する中編小説
則子の朝の語りかけを廊下で聞き、立ち止まって耳を澄ますと、線香の煙の流れの中で、朝堅も次第に霊界に誘われていくのを感じた。仏壇に向かって死者に語りかけている後ろ姿の則子に、朝堅は神々しさを感じた。
「……みなさんに見てもらおうと思って、一斉に月下美人は咲いたんです。すばらしいお盆でしたね。また、来年いらっしゃってください」