- うたかたの日々
-
ハヤカワｅｐｉ文庫 ｅｐｉ １４
Ｌ’ｅ´ｃｕｍｅ ｄｅｓ ｊｏｕｒｓ．- 価格
- 704円（本体640円＋税）
- 発行年月
- 2002年01月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784151200144
[BOOKデータベースより]
小さなバラ色の雲が空から降りて来て、シナモン・シュガーの香りで二人を包みこむ…ボーイ・ミーツ・ガールのときめき。夢多き青年コランと、美しくも繊細な少女クロエに与えられた幸福。だがそれも束の間だった。結婚したばかりのクロエは、肺の中で睡蓮が生長する奇病に取り憑かれていたのだ―パリの片隅ではかない青春の日々を送る若者たちの姿を優しさと諧謔に満ちた笑いで描く、「現代でもっとも悲痛な恋愛小説」。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 翼のジェニー
-
価格：2,640円（本体2,400円＋税）
【2016年10月発売】
ユーザーレビュー （1件、平均スコア：5）
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
-
ほんらぶキャンペーン
-
「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
高校卒業あたりで出遭い、その後の僕の全てに圧倒的な影響を与えた美しく、シュールで残酷な究極の恋愛小説。まず「ぼくが愛する可愛子ちゃんに」とこの本は捧げられ、頁をめくるとはじめに、「きれいな女の子との恋愛と、ニューオーリンズかデューク・エリントンの音楽の他のものはみんな醜いから消えちまえばいい」と啖呵が切られる。愉しく浮かれた若い日々の狂騒は過剰に甘く美しく、運命の出会いの恋人達の行く末はあまりに悲しく残酷だ。二十代、四十代、五十代・・・読み返す度に、この世の甘さと苦さに陰影を増す。
のマークが目印です。
高校卒業あたりで出遭い、その後の僕の全てに圧倒的な影響を与えた美しく、シュールで残酷な究極の恋愛小説。まず「ぼくが愛する可愛子ちゃんに」とこの本は捧げられ、頁をめくるとはじめに、「きれいな女の子との恋愛と、ニューオーリンズかデューク・エリントンの音楽の他のものはみんな醜いから消えちまえばいい」と啖呵が切られる。愉しく浮かれた若い日々の狂騒は過剰に甘く美しく、運命の出会いの恋人達の行く末はあまりに悲しく残酷だ。二十代、四十代、五十代・・・読み返す度に、この世の甘さと苦さに陰影を増す。
寺門孝之/作家 画家 イラストレーター
3 SPECIAL BOOKS掲載日：2012/09/27
【情報提供・3 SPECIAL BOOKS】