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[BOOKデータベースより]
アフリカはサハラ砂漠南縁を境に、北のアラブ主義と南のネグロ主義に分けられる。現在この両者にまたがる唯一の国がナイジェリアである。サハラ交易による繁栄、イスラームの流入、奴隷貿易、イギリスの統治などを経て、ナイジェリアは人口・経済ともにアフリカ最大の国となった。20世紀には150万人以上の犠牲者を出したビアフラ戦争を経験し、イスラーム過撃派組織ボコ・ハラムを抱える「アフリカの巨人」の歴史を辿る。
第1章 ナイジェリア誕生以前:サハラ交易
[日販商品データベースより]第2章 大西洋貿易
第3章 奴隷貿易の禁止
第4章 探検と宣教
第5章 アフリカ分割から特許会社支配まで
第6章 イギリスによるナイジェリア植民地支配
第7章 反植民地運動のはじまり
第8章 独立からビアフラ内戦へ
第9章 軍事政権と第二次共和制時代
第10章 民政移管とボコ・ハラム問題
歴史家トインビー曰く、アフリカはサハラ砂漠南縁を境に、北のアラブ主義と南のネグロ主義に分けられるという。唯一この分割線をまたぐ国がナイジェリアであり、「二つのアフリカの問題」の縮図といえる。ナイジェリアは、経済・人口ともにアフリカ最大の国である一方、民族独立戦争であるビアフラ内戦を経験し、近年ではイスラム過激派組織ボコ・ハラムへの対応に追われている。アフリカの縮図たるこの国の歴史を辿る。