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- 運命のひと
-
- 価格
- 737円(本体670円+税)
- 発行年月
- 2018年01月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784094064810
[BOOKデータベースより]
岩瀬修は文具会社の重役である。少年時代に夢中になった任侠映画の記憶は、やがて忘れ得ぬ人たちの思い出へとつながった。高倉健のファンだった修は、映画を観たいがために家業の立ち飲みコーナーを手伝うようになり、ヤクザと煙たがられていたおっちゃんと知り合う。同じ頃、従姉妹の弥生が越してきたのだが、心臓が弱く入院生活を送り始めた。その弥生に学校のプリントを届けに行くようにもなった。弥生は頭がよく本好きで、絵も抜群に上手かった。二人との出会いは、修の人生にかけがえのないものを刻んでいく。読み終えて、きっと温かな涙をもよおす傑作。
[日販商品データベースより]忘れ得ぬ人と映画の思い出を叙情豊かに描く
岩瀬修は63歳。今は文具会社の経営陣に収まっている。彼には、昔夢中になった任侠映画にまつわる忘れられない思い出があった。初めて観たのは中二のとき。すぐに高倉健のファンになった。映画を観たいがために稼業の飲み屋を手伝うようになり、周囲からはヤクザと煙たがられている中間のおっちゃんと仲良くなる。そして、心臓が悪い従姉妹の弥生が、近くの県立病院に入院してきた。学校に通えない弥生のために、修はプリントなどを届けに行くようになった。弥生は優秀で本好き、しかも絵を描くのが抜群に上手い。ケンカもしながら、親しくなっていく。任侠映画と二人との出会いを経て、修は大学進学のため東京へ――。人生の荒波に漕ぎ出し始めた。
任侠映画に、そして主人公達に夢中になった青春時代。たかが娯楽映画、でもそうではなかった。あの頃の出会いがあって、今の自分がいることを、切ないエピソードとともに感じるのだった。
ノスタルジックでハートウォーミングな、小説版『ニュー・シネマ・パラダイス』!
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