[BOOKデータベースより]
戦に生きた男、焦がれる女―。二人の小さな恋のつぼみ激動の時代に大輪の花は咲かせられるのか―。時代の転換点ともなる戊辰戦争の一連の戦いの中で明治2年3月25日に盛岡藩宮古村で新政府軍と旧幕府軍の戦闘が繰り広げられた。志ある若者と時代に翻弄される女の感涙必至の人間ドラマ。最後に待ち受ける二人の運命が、ただただ眩しく神々しい。
[日販商品データベースより]維新150年。2018年必読の時代小説
2018年、維新から150年。維新の影には、幕府の再興を信じて闘う若者たちが多くの血を流していた。
鍬ヶ崎心中の舞台は盛岡藩宮古。鳥羽伏見に端を発し箱館戦争に至る旧幕府と新政府が死闘を繰り広げる戊辰戦争の最中、宮古湾鍬ヶ崎で、幕府の復活を信じて最後の力を振り絞る青年・和磨。その一途な志を抱く男の姿に心を寄せる千代菊の悲しい恋の物語。
時代が刻々と変化する中で、変わらぬ絆を求め、せめぎ合う二人の男と女。
最後に待ち受ける二人の運命が、ただただ眩しく神々しい。
震災から7年。宮古という町に、いにしえから脈々と歴史が息づいていたことを、世に知って欲しいという著者のメッセージが強く響く。
【編集担当からのおすすめ情報】
平谷美樹渾身の大作。時代小説シリーズを多数手がけている著者が、久しぶりに書き下ろし長編作品に挑む。
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