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[BOOKデータベースより]
文壇きっての愛棋家であった山口瞳が、斯界の巨星・大山康晴から中原誠、米長邦雄ら第一線棋士との真剣対局“十番勝負”に挑んだ1972年のユニークな自戦記。軽妙洒脱な文章で綴られながらも、将棋の世に観る棋士の魅力と、男の哀歓を描いて将棋を知らずとも読み応え充分。「血涙」は大げさではなく、総ては勝つためと、ステーキは食うは、マッサージ師を呼ぶは、酒は飲むは、挙げ句胃腸薬を飲んで下痢止めを飲んで身体は七転八倒―のまさに涙ぐましいほどの“真剣勝負”であった。担当編集・宮田昭宏氏のあとがきも収録。
第1番 八段 二上達也
第2番 九段 山田道美
第3番 二段 蛸島彰子
第4番 八段 米長邦雄
第5番 十段・棋聖 中原誠
第6番 八段 芹沢博文
第7番 六段 桐山清澄
第8番 名人・王将・王位 大山康晴
第9番 八段 原田泰夫
第10番 五段 山口英夫
将棋ファン必読の書、伝説の真剣勝負が甦る
文壇きっての愛棋家であった山口瞳が、斯界の巨星・大山康晴から中原誠、米長邦雄ら第一線棋士との真剣対局“十番勝負”に挑んだ、1972年のユニークな自戦記。
軽妙洒脱な文章で綴られながらも、将棋の世に観る棋士の魅力と、男の哀歓を描いて将棋を知らずとも読み応え充分。「血涙」は大げさではなく、総ては勝つためと、ステーキは食うは、マッサージ師を呼ぶは、酒は飲むは、挙げ句、胃腸薬を飲んで下痢止めを飲んで、身体は七転八倒……、まさに涙ぐましいほどの“真剣勝負”であった。担当編集・宮田昭宏氏のあとがきも今回、新たに収録。
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