- 在庫状況:在庫あり(1〜2日で出荷)
[BOOKデータベースより]
『アイヌ神謡集』というアイヌ語の物語集を書き上げてわずか19歳という若さでこの世を去ったアイヌの天才少女。
第1章 アイヌの少女
第2章 アイヌであること
第3章 金田一京助との出会い
第4章 ユカラのために
第5章 銀のしずく
学習資料館
アイヌ語を命がけで残した一人の少女の生涯
アイヌは北海道をはじめ、樺太や北方四島に住んでいた日本の先住民族である。豊かな自然に育まれた狩猟採集の民であり、歌や踊りに秀でた、独特の文化を持つ民族であった。だが、明治期に入って日本政府が北海道を開拓し始めると、様相が変わってくる。アイヌは住んでいた土地を追い払われ、いわゆる「同化政策」によって日本人化させられるに至ったのだ。アイヌは言葉を持ってはいたが、文字は持たなかった。日本語教育によって、徐々にアイヌ語を話せない人々も出てきた。アイヌ語という民族の精神的な拠り所すら失われつつあったのだ。そんな中、アイヌの少女・知里幸恵とアイヌ語研究者・金田一京助の運命的な出会いが訪れる。生来聡明であり、偉大な語り部を祖母に持つ幸恵は、アイヌ語と日本語を巧みに操れる唯一無二の存在だった。そして幸恵は金田一とともに、一生をかけた大事業に取りかかる。『アイヌ神謡集』である。
【編集担当からのおすすめ情報】
解説は小説家の池澤夏樹氏が寄稿。
知里幸恵、こちらの本で初めて知りました。
アイヌ語を初めて書き表した天才です。
しかし19歳というあまりにも若い生涯・・・勿体ないと心より思いました。
私も北海道のアイヌ文化を旅行で触れたことがあります。
アイヌの方々、文化を守り素敵でした。(まゆみんみんさん 40代・兵庫県 女の子10歳)
【情報提供・絵本ナビ】