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[BOOKデータベースより]
アマチュア歴史研究会に所属する35歳のサラリーマン梶本文也が、東京三鷹の自宅で刺殺された。現場には、十津川郷士の中井庄五郎に興味を持ち、京都と奈良を旅したという日記が残されていた。被害者が、坂本龍馬の警護を務めた庄五郎に惹かれたことに注目した十津川警部は、亀井刑事と十津川村に向かう。八咫烏伝説や幕末の京都守護など天皇家と縁のある村に手がかりを求めるが…。誇り高き郷士の生き方に魅せられた人間たちの業が殺意を呼ぶ!京都と秘境十津川村を舞台に描く旅情ミステリー。
[日販商品データベースより]梶本文也は35歳独身のサラリーマン。歴史が好きでアマチュア歴史研究会所属している。4月12日に京都の護国神社で坂本龍馬と中岡慎太郎の墓参りをし、近くに十津川村郷士中井庄五郎の墓を見つけ興味を持つ。中井庄五郎は17歳で京都へ来たという。幕末に十津川村出身者が御所の警備にあたったことで中井も勤皇の志士たちと仲良くなったらしい。梶本は、このような旅の日記を残し、東京の自宅で刀のようなもので殺害される。十津川警部は、京都から十津川村への足を延ばし、手がかりを探そうとするが……。幕末維新の地を舞台に描く長編旅情ミステリー。