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- 別れの挨拶
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- 価格
- 803円(本体730円+税)
- 発行年月
- 2017年03月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784087455601
[BOOKデータベースより]
『源氏物語』はイギリスでどのように読まれているのか。芥川が人気作家になった理由とは。書店はどうあるべきか。小説論から芸術、風俗、ファッションの歴史までを軽妙な筆致で描き出す。世界中の人々に支持され続けた文学作品の楽しみ方、読書の快楽がここにある。作家、翻訳家、評論家として半世紀以上に亘って執筆、研究を続けた知の巨人が、その叡智を未来に託した最後のエッセイ集。
1 批評と追悼(英国人はなぜ皇太子を小説に書かないか;十九世紀と文学と遊び心 ほか)
2 王朝和歌を読む(ふじのけぶり;別離歌二首 ほか)
3 日本語、そして男の小説(わたしの「歴史的かなづかひ」;タヒラナリ ほか)
4 書評15篇(三ページの書評欄の二十年;傑作となるべきだつた野心作―ウラジーミル・ナボコフ『賜物』 ほか)
5 最後の挨拶(音楽の歴史をダイナミックにとらへる―梅津時比古さん『フェルメールの楽器』日本記者クラブ賞受賞を祝ふ会での挨拶;新しい問題に挑む知的な人間―瀬戸川猛資さんを偲ぶ会十三回忌での挨拶 ほか)
批評、追悼、書評。日本の文化を支えた知の巨人が残した知識の数々がここにある。音楽について文学について芸術について、亡くなる直前まで、著者が語り記した最期の一冊。(解説/川本三郎)
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