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- 若き友人たちへ
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筑紫哲也ラスト・メッセージ
集英社新書 0515B
- 価格
- 792円(本体720円+税)
- 発行年月
- 2009年10月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784087205152
[BOOKデータベースより]
愛国主義は悪党の最後の隠れ家である。本書の中で筑紫さんが語る言葉の一つである。誰もが反対しづらい美辞麗句、思わず振り向いてしまう大きな声には注意が必要だ、という意味である。二〇〇三年から二〇〇八年にかけて、筑紫さんは早稲田大学と立命館大学で主に大学院生に向けた講座をもっていた。その中で再三伝えようとしたのは、情報や情緒に流されることなく自分の頭で考えることの素晴らしさであった。この一連の講義録をもとに、本書は構成された。「若き友人」を「日本人」と置き換えてもいい。筑紫哲也さんからの最後のメッセージである。
第1章 まず憲法について話してみよう
第2章 そもそも日本人とは何者か
第3章 二つの日本人論を読む
第4章 沖縄から日本が見えるか?
第5章 さまざまなメディアを歩いてみよう
第6章 雑誌と新聞をめぐる私的ジャーナリズム論
第7章 国家、この厄介なるもの
第8章 教育こそが国の基本である
第9章 「知の三角形」という考え方
第10章 この国がおかれている現実を見つめる
第11章 そして、この国の行方は…
世間や情報に流されず、自分の頭で考えること。そうすれば、幸せの形がきっと見えてくる。日本人、憲法、国家、教育、ジャーナリズム…。2003〜08年にかけて行われた大学院生向けの講義録から生まれた1冊。
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