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- 証言羽生世代
-
- 価格
- 1,100円(本体1,000円+税)
- 発行年月
- 2020年12月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784065219553
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[BOOKデータベースより]
天才たちの証言でわかった「奇跡の世代」の真実。なぜ、羽生世代の棋士たちはこれほど強く、長期間にわたって活躍できた(している)のだろう。それまでの棋士たちと何が違い、将棋界のどんなところを変えたのだろうか。そしてなぜ、1970年前後の生まれにこれだけの精鋭が集結したのだろう。将棋界にも豊作と呼ばれる年はある。だがこれほど突出した実績を残しているのは羽生世代だけだ。これは偶然の一言で片づけていいものなのだろうか。これらを解き明かそう、一歩でも核心に近づこうというのが、本書の目的である。
序章 将棋界で起きた「31年ぶりの一大事」―大きな転換期を迎えた羽生世代
[日販商品データベースより]第1章 羽生世代はなぜ「強かった」のか―突き上げを受けた棋士の視点(谷川浩司―黄金世代と対峙してきた“光速流”の本音;島朗―「55年組」やいまの若手と彼らは何が違うのか;森下卓―世代の狭間で気持ちを崩した俊英の告白;室岡克彦―強豪たちに大きな影響を与えた先達の見解)
第2章 同じ世代に括られることの葛藤―同時代に生を受けた棋士の視点(藤井猛―棋界の頂点に立っても拭えなかった劣等感;先崎学―早熟の天才が明かす同年代ゆえの「複雑さ」;豊川孝弘―奨励会入会が同じだった年上棋士の意地;飯塚祐紀―タイトル戦で競っていない奨励会同期の思い)
第3章 いかにして下剋上を果たすか―世代交代に挑んだ棋士の視点(渡辺明―将棋ソフトがもたらした“世代交代”の現実;深浦康市―いまも忘れ難い「控室での検討風景」;久保利明―“さばきのアーティスト”が抱いていた危機感と憧憬;佐藤天彦―難攻不落の牙城を撃破した“貴族”の視座)
第4章 羽生世代の「これから」―一時代を築いた棋士の視点(佐藤康光―人間の限界に挑んできたことの誇り;郷田真隆―定跡を一からつくってきた者たちの痛恨と自負;森内俊之 小学4年からの将棋仲間が「天才」だったことの幸せ;羽生善治―“年相応の難しさ”をどう乗り越えていくか)
■■■彼らはなぜ「強かった」のか?■■■
■■■「一つの時代」は本当に終わったのか?■■■
世代交代が進む中で
天才たちはいま、何を思い、考えているのか。
危機感と劣等感、痛恨と意地
敬意と憧憬、そして誇り―。
羽生善治・渡辺明・谷川浩司・佐藤康光
森内俊之・藤井猛・郷田真隆・久保利明・先崎学ら
計16人の棋士のロングインタビューを収録。
・・
将棋界において30年以上にわたり
その頂点に君臨し続けてきた「羽生世代」。
しかし50歳が近づくにつれて
彼らの成績はゆるやかに下降し始めた。
そして近年は、藤井聡太ら精鋭たちに押され、
以前のような圧倒的な結果を残せなくなっている。
世代交代が現実のものになったのだ。
羽生世代の棋士だけでなく
羽生世代の突き上げを食らった年上棋士
羽生世代の牙城に挑んできた年下棋士たちが
はじめて明かした本音とは。
「奇跡の世代」の深層に気鋭の将棋観戦記者が迫った。
【本書のおもな内容】
■序 章 将棋界で起きた「31年ぶりの一大事」:大きな転換期を迎えた羽生世代
■第1章 羽生世代はなぜ「強かった」のか:突き上げを受けた棋士の視点
谷川浩司 黄金世代と対峙してきた“光速流”の本音
島 朗 「55年組」やいまの若手と彼らは何が違うのか
森下 卓 世代の狭間で気持ちを崩した俊英の告白
室岡克彦 強豪たちに大きな影響を与えた先達の見解
■第2章 同じ世代に括られることの葛藤:同時代に生を受けた棋士の視点
藤井 猛 棋界の頂点に立っても拭えなかった劣等感
先崎 学 早熟の天才が明かす同年代ゆえの「複雑さ」
豊川孝弘 奨励会入会が同じだった年上棋士の意地
飯塚祐紀 タイトル戦で競っていない奨励会同期の思い
■第3章 いかにして下剋上を果たすか:世代交代に挑んだ棋士の視点
渡辺 明 将棋ソフトがもたらした“世代交代”の現実
深浦康市 いまも忘れ難い「控室での検討風景」
久保利明 “さばきのアーティスト”が抱いていた危機感と憧憬
佐藤天彦 難攻不落の牙城を撃破した“貴族”の視座
■第4章 羽生世代の「これから」:一時代を築いた棋士の視点
佐藤康光 人間の限界に挑んできたことの誇り
郷田真隆 定跡を一からつくってきた者たちの痛恨と自負
森内俊之 小学4年からの将棋仲間が「天才」だったことの幸せ
羽生善治 “年相応の難しさ”をどう乗り越えていくか