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- 機密費外交
-
なぜ日中戦争は避けられなかったのか
講談社現代新書 2501
- 価格
- 1,012円(本体920円+税)
- 発行年月
- 2018年11月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784065138519
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[BOOKデータベースより]
焼却されたはずの外交機密費文書が残されていた!満州事変から日中戦争前夜までの史料の数々。ハルビン、上海などで展開されたインテリジェンス活動、リットン調査団への接待外交―。日中関係の修復をめざしながら、時代に翻弄された現地の外交官たちを描く。
第1章 満州事変下の外交官
[日販商品データベースより]第2章 インテリジェンスと接待―ハルビン・上海・奉天
第3章 上海事変と松岡洋右
第4章 リットン調査団をめぐる接待外交
第5章 満州国の理想と現実
第6章 日中外交関係の修復をめざして
第7章 戦争への分岐点
第8章 戦争前夜
リットン調査団への接待攻勢、諜報活動に努める杉原千畝ら外交官。満州国の正当化のためのメディア対策……。奇跡的に残存する1931〜1936年の外交機密費史料。領収書の数々は何を語るか? インテリジェンス、接待、広報など、機密費史料から中国大陸での外交活動を復元し、満洲事変から盧溝橋事件へといたる道を描き出す一冊。
領収書が語る戦争への道――。
焼却されたはずの外交機密費文書が奇跡的に残されていた!
満州事変から日中戦争前夜までの史料の数々。
国際スパイ戦の舞台である上海、ハルビンで展開されたインテリジェンス活動。
領収書に残された杉原千畝らの活動や、蒋介石国民政府の内情を知るために雇われた
中国人、ロシア人ら内報者。
リットン調査団に対しおこなわれた日本と中国双方からの接待攻勢。
そして国の内外に向けて情報を発信するためのメディア対策費。
満洲事変によって亀裂の入った日中関係の危機を克服するために、奔走する現地の外交官たち。
それにもかかわらず、なぜ日中全面戦争への道を歩むこととなったのか?
戦争でも、平和でもない満洲事変後の日中関係を、知られざる機密費史料をもとに再現する。
話題作『戦争調査会』の著者による最新作!