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- 流線形の考古学
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速度・身体・会社・国家
講談社学術文庫 2472
- 価格
- 1,331円(本体1,210円+税)
- 発行年月
- 2017年12月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062924726
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[BOOKデータベースより]
一九三四年に登場した米国軍エアフロー。それは空気力学の精華、速度・燃費・形状革命の頂点だった。さらに「流線形」という記号は工業デザインの枠を超え、この世界のあらゆる事物に関して摩擦・障害因子・ムダの排除へと煽り立てる。理想体型の追求、組織の効率化、社会の浄化へとイメージ展開していった流線形による科学的神話圏の広がりを解明する。
第1部 流線形メイド・イン・USA(プレ流線形時代;一九三〇年代、流線形大衆化時代;流線形シンドローム)
[日販商品データベースより]第2部 ドイツと日本の流線形(流線形帝国ナチス;記号の帝国ニッポン)
20世紀前半、。自動車や飛行機に始まり日用品や家電品まで「流線形」は工業デザインとして一世を風靡する。物理学に発するこの言葉は、「障害因子」「ムダなもの全般」を取り除いた優秀さの係数として読み替えられ、価値評価の絶対的基準になっていく。健康神話、ファッションから社会進化論、果ては排外的国家主義へと「純化」の方向に向けて世界を煽る根幹の記号となった「流線形」が席巻した時代とは?