- 在庫状況:在庫あり(1〜2日で出荷)
- 哲学の最新キーワードを読む
-
「私」と社会をつなぐ知
講談社現代新書 2465
- 価格
- 924円(本体840円+税)
- 発行年月
- 2018年02月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784062884655
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- ポケット六法 令和6年版
-
価格:2,420円(本体2,200円+税)
【2023年09月発売】
- 「当たり前」を疑う100の方法
-
価格:990円(本体900円+税)
【2024年03月発売】
- 有斐閣判例六法 令和6年版
-
価格:3,740円(本体3,400円+税)
【2023年10月発売】
- 家族法 第3版
-
価格:2,860円(本体2,600円+税)
【2023年10月発売】
- 日本人が知らない台湾有事
-
価格:990円(本体900円+税)
【2024年01月発売】
[BOOKデータベースより]
「私」と社会をいかにつなぐかを考える、まったく新しい公共哲学を打ちたてよう。新時代を生き抜くために、最低限おさえるべき思想。
はじめに 「私」をアップグレードするために
[日販商品データベースより]第1部 感情の知
第2部 モノの知
第3部 テクノロジーの知
第4部 共同性の知
おわりに 未来のための新しい公共哲学
ポピュリズム、再魔術化、アート・パワー、思弁的実在論、OOO、新しい唯物論、ポスト・シンギュラリティ、フィルターバブル、超監視社会、ニュー・プラグマティズムシェアリング・エコノミー、効果的な利他主義……ポスト・グローバル化が進行する新時代を生き抜くために、最低限おさえるべき思想がここに! 混沌とした時代だからこそ、「私」と社会をいかにつなぐかを考える、まったく新しい公共哲学を打ちたてよう!
●新時代を生き抜くために、最低限おさえるべき思想がここにある!
グローバル時代は終焉を迎えつつある。アメリカの保護主義や移民制限、イギリスの脱EUのようなナショナリズム的潮流に鑑みると、どうも時代が逆行しているようだ。他方、人々は、インターネットなどで、国境など気にせず本能や欲望のままにつながり合おうとしている。こんな新しい世界状況は「ポスト・グローバル化」と呼べるかもしれない。
この時代にあって、四つの新しい現象が世界規模で起こりつつある。一つ目は、ポスト真実や反知性主義といった、情緒的な決定が世界を動かす状況。二つ目は、理性とは無関係な、モノ主体の世界観の発生。三つ目は、AIやインターネットなどのテクノロジーの発達。そして最後に、シェアリング・エコノミーのような、共同性の拡大だ。
要するに、従来の理性主義にとって代わる、脱理性主義の多層的な知が、時代を規定しようとしているのである。これらが多項式のように連接することで、あたかも一つの多層な知が形成されている。これを〈多項知〉と呼んでみたい。「ヘーゲル的な絶対知から〈多項知〉へ」。この視点を理解しなければ、混沌とした世界を生き抜けない。
さあ、「私」と社会をいかにつなぐかを考える、まったく新しい公共哲学を打ちたてよう!
(本書の主な内容)
第一部 感情の知
1 政治は感情に支配されるのか?――ポピュリズム
2 地球規模の宗教対立が再燃する――再魔術化
3 アートこそが時代を救う――アート・パワー
第二部 モノの知
4 すべては偶然に生じている――思弁的実在論
5 独立するモノたち――OOO
6 非−人間中心主義の行方――新しい唯物論
第三部 テクノロジーの知
7 AIの暴走を止められるか――ポスト・シンギュラリティ
8 インターネットが世界を牛耳る――フィルターバブル
9 プライバシーなき時代を生きる――超監視社会
第四部 共同性の知
10 積極的な妥協が対立を越える――ニュー・プラグマティズム
11 ポスト資本主義社会は共有がもたらす――シェアリング・エコノミー
12 自分と他者を同時に幸福にする――効果的な利他主義