- 夕子ちゃんの近道
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- 価格
- 660円(本体600円+税)
- 発行年月
- 2009年04月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062763349
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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sige




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こころがほっかりする
何だか繊細で美しい絵画を見ているような、まろやかでゆったりとした作品というべきか。純文学というのはこういう作品のことを言うのかと思う。
語り手の“僕”は最後まで名前すら明かさない。
周りの人々が語り手を呼ぶこともないので分からないままなのだ。
後半で婚姻届の証人に署名するときの店長の発言でひょっとして、と思う。
古道具屋が題材になる小説は川上弘美の「古道具 中野商店」を読んだことがあるが、調べると著者の父の長嶋康郎(ヤスヲ)さんが国分寺市の恋ヶ窪で古道具店:ニコニコ堂を経営している。
この作者の作品は、周りの情景を繊細に描写する。その表現がとても素晴らしく頭の中にイメージをきれいに描くことができる。
サスペンスもいいがこういう作品は心を洗われる。

























[BOOKデータベースより]
風呂の撹拌棒を人にあげたがる女、鋸を上手に使う娘、北の湖を下の名前で呼ぶフランス人、そして空気の抜けるような相槌をうつ主人公…。自覚のない(少しだけの)変人たちがうろうろと、しかし優しく動き、語りあう不思議なユートピア。柔らかな題名とは裏腹の実験作でもある、第一回大江健三郎賞受賞作。
[日販商品データベースより]風呂の攪拌(かくはん)棒を人にあげたがる女、鋸(のこぎり)を上手に使う娘、北の湖を下の名前で呼ぶフランス人、そして空気の抜けるような相槌をうつ主人公……。自覚のない(少しだけの)変人たちがうろうろと、しかし優しく動き、語りあう不思議なユートピア。柔らかな題名とは裏腹の実験作でもある、第1回大江健三郎賞受賞作。(講談社文庫)
第1回大江健三郎賞受賞作、ついに文庫化。フラココ屋というアンティーク屋の2階に居候暮らしを始めた「僕」。店長、常連さん、店長の孫たちなど彼を取り巻く人々と時間の流れを丹念に描く。連作短編集。