- 麦の海に沈む果実
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- 価格
- 990円（本体900円＋税）
- 発行年月
- 2004年01月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062739276
[BOOKデータベースより]
三月以外の転入生は破滅をもたらすといわれる全寮制の学園。二月最後の日に来た理瀬の心は揺らめく。閉ざされたコンサート会場や湿原から失踪した生徒たち。生徒を集め交霊会を開く校長。図書館から消えたいわくつきの本。理瀬が迷いこんだ「三月の国」の秘密とは？この世の「不思議」でいっぱいの物語。
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ユーザーレビュー （4件、平均スコア：5）
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ＨｏｎｙａＣｌｕｂ．ｃｏｍアンケート
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「傑作宣言」レビューコメント
すべての本の中で一番すき。(bin／女性／20代)
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ＨｏｎｙａＣｌｕｂ．ｃｏｍアンケート
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「傑作宣言」レビューコメント
恩田陸特有のノスタルジックな学園物。青春小説でありながら、ミステリー小説である。また、主人公理世のキャラクターが魅力的。(まな／女性／20代)
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ＨｏｎｙａＣｌｕｂ．ｃｏｍアンケート
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「傑作宣言」レビューコメント
読み進めるうちに、どんどん世界観に引き込まれます。この独特の世界観を出せるのは、恩田陸さんだけだと思います。分厚い本ですが、あっという間に読み終わりました。関連本がいくつかあるのですが、そちらも読みたくなること請け合いです。(tm／女性／30代)
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ＨｏｎｙａＣｌｕｂ．ｃｏｍアンケート
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「傑作宣言」レビューコメント
全寮制の学校、男なのに女のような格好をしている校長、賢い友人たち……。そして知的で謎の多い主人公・理瀬。私は高校生の頃、大人っぽいのに、時に大胆な行動に出る理瀬が好きで好きで憧れていました。作者の好きなものがたっぷりと詰まったような作品で、だからこそ、読者の心をつかんで離さない作品でもあると思います。(ふくふく／女性／10代)
のマークが目印です。
私がこの作品に出会った時、ちょうど理瀬と同じ年頃でした。どこか内向的で優しい理瀬と、ルームメイトの論理的で利発な憂理。この全くタイプの違った二人の少女の友情も美しく耽美で、こんなルームメイトなら…と、読みながら思い浮かべては憧れたものです。まるで夢と現実の間を彷徨うような浮遊感と、一度入ると引き返せない引力は、ノスタルジック・ミステリーの天才(と、私は呼んでいる)恩田陸先生の作品でしか感じられません。ミステリー好きな方はもちろん、耽美で、ファンタジックな世界観のお話がお好きな方、”ルームメイト”に興味のある方、ぜひこの作品に引き込まれてください。
北川景子（映画「ルームメイト」より）/女優
3 SPECIAL BOOKS掲載日：2013/10/18
【情報提供・3 SPECIAL BOOKS】