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[BOOKデータベースより]
大協製薬・臨床開発部の野口亮介は、脳出血や脳梗塞の特効薬になると目されている「DK‐777」の開発担当者だ。この新薬の認可が下り発売されれば、大協製薬に大きな利益をもたらすことは間違いなく、社内では多大な期待を寄せられている。ところが、臨床試験第3相までこぎつけ、まもなく製造承認の申請というときに、野口は重大な欠陥を発見してしまう。野口一人が口を閉ざしていれば、“夢の特効薬”を世に送りだすことができる。しかし、それは人の命を奪いかねない欠陥商品なのだ…。新薬開発をめぐる人間たちの野心と善意を綿密な取材でリアルに描く書下ろし長篇企業小説。