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- うなぎ一億年の謎を追う
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- 価格
- 1,540円(本体1,400円+税)
- 発行年月
- 2014年11月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784052036125
[BOOKデータベースより]
世界初、太平洋でウナギの卵を発見!うなぎの不思議を40年追い続けた世界一のウナギ博士がくりひろげるわくわくドキドキ科学の謎解き!
第1章 ウナギという生き物
第2章 ウナギと出会う
第3章 新たな発見を求めて
第4章 プレレプトがとれた
第5章 卵の発見
第6章 終わりのない航海
うなぎはとても謎の多いミステリアスな生き物。ついに世界初の天然のうなぎの卵が発見された。その一方で、レッドリストに掲載され絶滅の危機にもある。世界一のうなぎ博士がくりひろげる、わくわく科学の謎解き。
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中学生くらいの児童の読者を想定して書かれた科学の本で、2015年夏の課題図書(中学生向け)の1冊です。
中学生の子どもたちにブックトークで紹介してきました。
日本人は「うなぎ」と、いうとイコール蒲焼を想像するのが大半だと思います。
川の中、ましてや海の中で生活しているうなぎをパッと想像できる人なんているでしょうか?少なくとも、私は今まであまり意識して想像したことなかったです。
なんと、全世界の約70%のうなぎを日本人が消費しているそうです。
しかもうなぎはどんどん減り続け、“ニホンウナギ”に至っては、2012年に絶滅危惧氏に指定されてしまったそうです。
道理で年々「うなぎ」が高くなるわけです。
それでも、やはり日本人としては「土用の丑」のうなぎは止められない…。困ったもんです。
この本では、うなぎの産卵地を求めて研究する塚本先生を中心としたチームの長年の研究成果を中学生くらいのお子さんたちにもわかるように書かれた作品です。
本当にびっくりするくらい、分かり易い文章で、正直科学的なことが苦手な私でも、十分理解できましたし、とても楽しく読むことができました。
作品にはたくさんの図や絵や写真が載せられていて、書かれている内容がより分かり易く伝わるよう、配慮されていました。
「課題図書」ですが、そういうことを脇にしても興味深く面白い本です。
ぜひ、この機会に手にして読んでほしい1冊です。
合わせてもう少し年齢の低い子どもたち向けに、同じ研究所の黒木真理さんが書いた絵本「うなぎのうーちゃんだいぼうけん」もありますので、併せて読むと、よりうなぎに対しての理解が深まるかもしれません。(てんぐざるさん 40代・埼玉県 女の子20歳、女の子15歳)
【情報提供・絵本ナビ】