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[日販商品データベースより]
江戸は深川、仲町にて。お紅と清次という姉弟が営む損料屋・出雲屋が在った。
なんとも不思議な事にこの出雲屋が取り扱う道具たち、百年以上の歳月を経て、「つくもがみ」として魂を宿しているのである。
愉快でちょっぴりお喋りな「つくもがみ」と共にこの町で起こる大小さまざまな騒動を解決していくお紅と清次。
そんな中、かつてお紅に愛を告げ、その後姿を消していた佐太郎が再び江戸へと戻ってきたとの報が入る。
お紅の為を思い、自分の気持ちを押し殺して佐太郎を探す清次。しかしお紅が抱く想いは清次が全く予想だにしないものだった……。
江戸の町に花開く「つくもがみ」と人間たちとが織り成す悲喜こもごもの人情噺、ここに完結―――。