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[BOOKデータベースより]
近代以降、私たちは粋な「色男」の遊び方、生き方を、あらかた忘れてしまっている。そして、代わりに「恋愛」を覚えた。この「恋愛」はだれにでもできる。何の技量がなくてもできる。民主的だが、ひとりよがりのものでもある。人に分かってもらえなくてもいい、そんな意識が「恋愛」の基本だ。こんな「恋愛」を卒業するために「色男」の技をちょっと思い出すのも悪くはない。この本で模索しているのは、そのための手がかりである。
第1章 色男とは何者か
[日販商品データベースより]第2章 恋の「マニュアル」―オウィディウスから「ポパイ」まで
第3章 色男の淵源としての色好み
第4章 明治・大正の色男
第5章 ダンディズムと色男
第6章 女たらしという職業―ヒモとジゴロ
第7章 媚薬・誘惑・虚偽
第8章 にせ色男
第9章 悪い男の魅力
第10章 女たちの復讐―取り憑かれる男たち
第11章 色男の行方―恋愛・ディスコミュニケーション・オタク
歴史上どんな男がもてたのか、もてる男の条件とは、もてたいがために洋の東西を問わずどんな努力がなされたか…。新進気鋭の研究者が、古今東西の「色男」を文化史的視点を軸にまじめに論じた意欲作。〈受賞情報〉サントリー学芸賞社会・風俗部門(第29回)