- ニコチアナ
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- 価格
- 817円(本体743円+税)
- 発行年月
- 2008年08月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784043748020
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【2020年07月発売】

ユーザーレビュー (1件、平均スコア:3)
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せみまる




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タバコによる世界認識
本書を読んでタバコの葉っぱがナス科に属しているということを初めて知りました。しかもトマト、トウガラシ、ピーマンだけでなく、ジャガイモも同じナス科に属しているとのこと。いずれもコロンブスがアメリカを発見して持ち帰ったのが由来だそうで、トマトもピーマンもジャガイモも好きな私がタバコを好きなのも納得できます(?)。
さて内容としては、喫煙派や嫌煙派の相克や社会問題を描くのが主眼ではなく、タバコという存在を核にしてこの世界の認識の有りようを語る物語。世界認識と(広義での)ドラッグは切っても切れないようです。
したがってタバコを基軸にした企業小説やサスペンスではなく、文化人類学的な小説なので決して親しみやすい小説ではありません。解説には、単行本の出版時にセールス面では芳しくなかったとありますが、それも頷けます。小説の技法も近作の『エピデミック』のほうが高く、人にお奨めするには微妙な線の小説ではありますが、読み切ったのはリーダビリティが高かったからですね。



















[BOOKデータベースより]
メイは、火を使わない無煙タバコ開発に情熱を注いできた。日本国内では発表の難しい事業。そこに食指を伸ばした米国アズテック社のCEO・デュークは、煙害のない新製品としてニューヨークで記者発表した。だが、会場でニコチンテロが発生。さらに、既に同様の特許を申請する人物の存在が疑われ出す。タバコ畑では葉に異状な斑が―。疫病を防ぎ特許を護るため、メイは秘蹟を描いた絵文書を探しに、大陸横断の旅に出る。
[日販商品データベースより]アメリカで煙の出ないシガレットを売り出そうとしそうとしていた二人のビジネスマン。売り込みのため、タバコの歴史を追うち、いつのまにかタバコが孕む神話に絡めとられ・・・。