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- 脳のなかの幽霊
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角川文庫 16610
Phantoms in the brain.角川書店 KADOKAWA
V.S.ラマチャンドラン サンドラ・ブレイクスリー 山下篤子- 価格
- 1,100円(本体1,000円+税)
- 発行年月
- 2011年03月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784042982111
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ユーザーレビュー (2件、平均スコア:5)
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「夏の文庫100冊 2013」レビューコメント
脳でおこる不思議な錯覚。著者のさまざまな体験をとおして語られる脳の不思議さ。よんでてなるほど!って思います。(薫樹/女性/40代)
- HonyaClub.comアンケート
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「無人島に持っていくならこの一冊」レビューコメント
一人きりの時間を自分の脳と向き合うことで孤独にめげずに過ごせるかもしれないと考える。(Kwat/男性/60代以上)
[BOOKデータベースより]
切断された手足がまだあると感じるスポーツ選手、自分の体の一部を他人のものだと主張する患者、両親を本人と認めず偽者だと主張する青年など、著者が出会った様々な患者の奇妙な症状を手掛かりに、脳の不思議な仕組みや働きについて考える。分かりやすい語り口で次々に面白い実例を挙げ、人類最大の問題に迫り、現在の脳ブームのさきがけとなった名著。現代科学の最先端を切り開いた話題作ついに文庫化。
内なる幻
[日販商品データベースより]「どこをかけばいいかがわかる」
幻を追う
脳のなかのゾンビ
ジェームズ・サーバーの秘密の生活
鏡のむこうに
片手が鳴る音
存在の耐えられない類似
神と大脳辺縁系
笑い死にをした女性
「双子の一人がおなかに残っていました」
火星人は赤を見るか
●切断された手足がまだあると感じるスポーツ選手
●自分の体の一部を他人のものだと主張する患者
●両親を本人と認めず、偽物だと主張する青年
――など、著者が出会った様々な患者の奇妙な症状を手がかりに「脳の不思議な仕組みや働き」について考える。
「わくわくするほどおもしろい」脳の世界を、当代きっての神経科学者であり、幻肢の専門家である著者が、独自の切り口でわかりやすく読み解いてみせた、歴史に残る名著!
本書では、“脳の働きについていろいろな仮説を立て、それを立証するための実験をしているのだが、それはこうした症例が、「正常な心と脳の働きの原理を説明する事例であり、身体イメージや言語、笑い、夢などの解明に役立ち、自己の本質にかかわる問題に取り組む手がかりとなる」と考えているからだ。著者が提唱する仮説はどれも興味深いが、その一つに、左脳が一貫性のある信念体系(モデル)をつって現状維持をはかるのに対し、右脳は異常や矛盾を検出し、それがある閾値(いきち)に達するとモデル全体の改変を強行するという説がある。”……“いま脳の分野でいちばんホットなテーマといえば、いわゆる「脳のハードプロブレム」、意識をめぐる問題だろう。なかでもおもしろいのが、脳のニューロンの活動から、どのようにして「赤い」とか「冷たい」といった主観的世界の感覚が生まれるのかというクオリア問題だ(と私は思う)。著者は最終章の十二章で、それまでの章で紹介した症例や、実験結果や考察をまとめ、意識、クオリア、自己などについて言及している。”(本書・訳者あとがきより)
わかりやすい語り口で、次々に面白い実例を挙げ、人類最大の問題に迫り、その後の脳ブームの先駆けとなった現代科学の最先端を切り開いた話題作が、ついに文庫化!
解説:養老孟司
●V・S・ラマチャンドラン:カリフォルニア大学サンディエゴ校の脳認知センター教授および所長。また、ソーク研究所の兼任教授でもある。10代の頃に書いた論文が科学誌「ネイチャー」に掲載された気鋭の神経科学者。視覚や幻肢の研究で知られ、その研究内容が新聞やテレビで報道され大きな反響を呼んだ。