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「おすすめ鎌倉・室町時代の本」レビューコメント
言わずと知れた平家物語を貴族に嫁ぎ平氏の繁栄の基礎となった女性達に焦点を当て紡がれた物語である。
登場人物の多くが女性であるため、鎌倉時代小説特有のむさくるしさがなく、語りは終始一貫して華やかで美しい。
平氏政権の栄華の渦中に生を受け、清盛のために男と添い遂げ、滅びゆく時代を静かに見つめることしかできない姫君の視線は圧巻である。(mi/10代/女性)




















[BOOKデータベースより]
牡丹の花が今を盛りと咲き誇る平家六波羅邸―。平家の嫡男平清盛は、牡丹園のほとりで1人の娘に会い、見初めた。兵部権大輔平時信の娘時子である。清盛に後妻として嫁した時子は、先妻の子重盛をはじめ、異腹の子供たちも皆邸に引き取り、自分の子同様大切に育てた。男の子たちは平家軍団の根拠地で武士に、女の子たちは西八条の私邸で雅な姫たちに―。慈母観音のような時子ではあったが…。時子と6人の姫たちをめぐって物語は展開する。