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[BOOKデータベースより]
中学卒業後、入院していたすみれは、余命10年であることを知る。絶望するなか、誰かの見舞いに来ている同い年くらいの男の子の存在が気になっていた。退院し高校に入学、教室に向かうと、なんとその男の子“潤”がいた。彼は無口でクールだが頼りがいがあり魅かれていく。すみれは明るくふるまい、「死」の不安をごまかしていたが、潤だけが寄り添ってくれた。しかし、潤が病院に通っていた理由を聞いても、頑なに教えてくれない。彼が背負っている真実とは―。