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[BOOKデータベースより]
大学生で作家のぼくは、入院した遠縁のおばあさんの家…白い桜の木がある、アニメに出てきそうな洋館・「白桜館」の管理を任された。そこに突然、“りりな”と称する謎の多い10歳の女の子が現れた。わがままなりりなの世話と執筆に追われつつ、ぼくは今まで味わったことのない満たされた日々を感じていた。しかしそんな二人の日々は唐突に終わりを告げた―。二人が向かった先とは?りりなの本当の姿は?愛することを見失ってしまったすべての年齢の人たちに届けたい、愛と希望と感動の物語。
[日販商品データベースより]ぼくらは、壊れても手をつないだままだった。
あのとき、手をはなしてさえいれば――。
大学生で作家のぼくは、入院した遠縁のおばあさんの家……白い桜の木がある、アニメに出てきそうな洋館・「白桜館」の管理を任された。そこにりりなと称する謎の多い10歳の女の子が現れ、彼女の世話をすることに。わがままなりりなの世話と執筆に追われつつも、いままで感じたことのない満たされた毎日を送る僕。しかし、あたたかい二人の日々は唐突に終わった。それがお別れになるとは知らず、二人が向かった先とは?りりなの本当のすがたは? 愛する人の喪失、自分自身の喪失、絶望の淵に落ちても、それでも生きていこうと思えたのは、亡き彼女からの贈り物だった。