- 在庫状況:出版社よりお取り寄せ(通常3日〜20日で出荷)
- 消えてなくなっても
-
- 価格
- 660円(本体600円+税)
- 発行年月
- 2017年05月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784041056028
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 本屋になりたい 増補
-
価格:836円(本体760円+税)
【2022年07月発売】
- 十二歳
-
価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2002年04月発売】
- 体育座りで、空を見上げて
-
価格:660円(本体600円+税)
【2011年06月発売】
[BOOKデータベースより]
あおのはタウン誌の新人編集者。幼少期に両親を亡くした彼は、ストレス性の病を患っていた。そんな彼が神話の世界のような山中にある、どんな病気でも治してしまうという鍼灸治療院を取材で訪れる。そこには、不思議な力を持つ節子先生がいて…。運命がもたらす大きな悲しみを、人はどのように受け入れるのか。治療院に“呼ばれた”理由は何だったのか―多くの読者の涙を誘った“死生観”を問う魂の救済の物語。
[日販商品データベースより]物語の主人公「あおの」はタウン誌の編集者になったばかりの新人社会人で、高千穂を思わせる神話の国のような山中にある鍼灸治療の「キシダ治療院」を取材で訪れる。幼少期に両親を亡くし、親戚の家で育ったあおのは、血の繋がった家族というものを知らずに育ち、ストレス性の病を患っていた。難病患者のどんな病も治してしまうという、どこか妖しげな治療院には、不思議な力を持つと言われている節子先生が暮らしていた。そこには、あおのと年齢の近い「つきの」という女の子が、手伝いとして住み込みながら治療を続けていた。ひょんなことからあおのも住み込んで治療に専念することになり、二人は規則正しい暮らしの中で、少しずつ距離を縮め、いつしか二人の病気は回復に向かっていくはずだったのだが……。ある日、庭に河童があらわれていることを発見したときから、二人の運命は大きな展開を迎える。二人を呼び寄せたものは何だったのか。物語のラストで驚きと共に感動に包まれることでしょう。
節子さんの秘密に迫る、幼少期の出来事を描いた短編作「春の記憶」を収録。