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- ザ・ラストマン
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日立グループのV字回復を導いた「やり抜く力」
角川新書 Kー344
- 価格
- 990円(本体900円+税)
- 発行年月
- 2021年01月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784040823935
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[BOOKデータベースより]
「自分がみんなを食べさせる」という考え方。意思決定者を少なくすると「結論が尖る」。「近づける」仕事と、「遠ざける」仕事。朝令暮改にもルールがある。流れない水は腐る―「平時の構造改革」をしよう…注目の経営者が語る、日本経済をV字回復させる“ビジネスパーソン”の条件とは。経営者も、若手社員も身につけたい「仕事への向き合い方」。
序章 「自分の後ろには、もう誰もいない」―ザ・ラストマン‐「この覚悟」を持っていますか
[日販商品データベースより]第1章 大事なときに「何を決めるか」「どう決めるか」―リーダーに求められていること
第2章 「きちんと稼ぐ」ための思考習慣―「独りよがり」にならないために
第3章 意思決定から実行までの「シンプルな手順」―自信を持ってビジネスをするために
第4章 いつも前向きに「自分を磨く」人―自分を鍛える、部下を鍛える
第5章 「慎重に楽観して」行動する9カ条―成果を丁寧に出すための羅針盤
第6章 私たち日本人に必要な「意識」とは何か―グローバル感覚とダイバーシティ
特別章 日立をV字回復させた「ラストマン」魂の言葉―川村隆インタビュー
「ラストマンになれ」
私がこの言葉を聞いたのは、三〇代のころです。
当時の私は日立工場に勤めていて、たしか設計課長に昇進したときのことだったと思います。
日立工場長だった綿森力さんが、工場の執務室の窓の前でこう言いました。
「この工場が沈むときが来たら、君たちは先に船を降りろ。
それを見届けてから、オレはこの窓を蹴破って飛び降りる。
それがラストマンだ」
――そのときから、私の胸に「ザ・ラストマン」という言葉が深く刻まれています。【序章より】
* * * * * *
「自分の後ろには、もう誰もいない」――ビジネスマンに必須の心構えとは。
決断、実行、撤退…一つひとつの行動にきちんと、しかし楽観的に責任を持ってやり抜けば、より楽しく、成果を出せる。
7873億円の赤字から会社を再生した元日立グループ会長が、苦境の日本経済で戦い続けるビジネスパーソンに贈るメッセージ。
新規収録原稿「若い企業人の皆さんへ」「ポストコロナ時代の企業」
※本書は二〇一五年三月に小社から刊行された同名の単行本を加筆・再編集したものです。