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[BOOKデータベースより]
大昔、まだ岩手山の麓の一体が、原始森や野原だった頃のお話です。ある秋の日、四つの森に囲まれた小さな野原に、農民たちがやってきました。男たちが「畑起こしてもいいかあ。」と森に尋ねると、四つの森はいっせいに「いいぞお。」と答えてくれました。農民たちは、さっそく家を建て、土をたがやし、畑をつくりました。そして次の秋。穀物も豊かに実り、畑もふえて、農民たちは幸せでした。ところが、そんなある朝、村に不思議な事件が起こります…岩手県に実在する森を舞台とした、宮沢賢治のユーモラスな民話風傑作童話を、絵本画家・村上勉が、緻密で繊細な線描と、みずみずしい色彩で、楽しく表現しています。子どもから大人まで。
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今の文明人が忘れ去った人間と森の共存を考えさせられます。人が住むのに森に許可を
もらい森が答えてくれるのは、森もその当時は人間と関係を持っていたためだと思います。
今もし森に開拓しようとしても、他の場所でブルドーザとかで環境破壊とかやっているから森は怒って黙ったままだと思います。
賢治の書いた頃狼森と笊森、盗森はまだ自然も答えてくれる余力があったのですね。
さて、物語ですが、村上先生の表紙の狼がひょうきんで笑えます。それに笊森の山男、盗森の黒い男も、彼らは森の象徴なのだろうけど、愛嬌があっていいです。
姪っ子はまだこの絵本は読んでいないので、寝る前に少しずつ読んであげるつもりでいます。(doruさん 40代・兵庫県 姪10歳)
【情報提供・絵本ナビ】