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[BOOKデータベースより]
土を積み、風をはらみ、一気に山を下ってくるトロッコ。―せめては一度でも、土工といっしょに乗ってみたい。軽便鉄道敷設工事場で見たトロッコに、良平はあこがれます。けれども、夢がかなって思うぞんぶん乗せてもらえた日、良平は日暮れの山道に、ひとり取り残されてしまったのです。ノスタルジーあふれる童話の形式で少年の不安を描きながら、芥川龍之介は、そこに人生そのものを暗示しています。その作品世界を、伝統の友禅染めと蝋纈染めの技法を駆使して縮緬布に手描きで染めあげた染色画で、絵本化しました。小学中級以上。
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トロッコを読んで、とても感動しました。このお話は少年時代に読んだことがありますが、最近、読み返すとひじょうに奥深いお話だと思いました。主人公の良平が命さえ助かればと思いながら、走って行ったというシーンはとても共感できました。そして最後の妻子と一緒に東京に出て来てからというシーンは実に奥深いと思いました。全然何の理由もないのに塵労に疲れた彼の前には今でもやはりその時のように、薄暗い藪や坂のある路が細々と一すじ断続していると書かれています。私もまったく同感です。これまでの過去を振り返ると確かに人生とはそんなものだと思います。(水口栄一さん 60代・大阪府 )
【情報提供・絵本ナビ】