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[日販商品データベースより]
日本各地につたわる女の子と、おねえさん、おばあさんの昔話を、読みやすく語りやすく再話。「わらしべ長者」「したきりすずめ」「どんぐりひろい」など、昔話の豊かさあふれる20話を収録。
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昔話の主人公といったら、まず誰を思い浮かべますか?ももたろう、うらしまたろう、いっすんぼうし…。気づいたら、男の子の主人公が圧倒的に多いような気がしませんか。「女の子が活躍したり、よいおばあさんが登場したりする昔話が少ないことを、ふしぎに思っていました」という再話者の中脇初枝さんは、日本のあちこちで語りつがれてきた昔話の中から、女の子が自分の力で人生をきりひらいていく話ばかりを集めて素敵な昔話集を編んで下さいました。お話は全部で20話。男の子が主人公で知られた「わらしべ長者」「ならなしとり」が女の子の主人公で描かれていたり、「したきりすずめ」でおじいさんとおばあさんの立場が逆転していたり、オンカミ・アチャボという怪物と娘の戦いが痛快な「オンカミ・アチャボとかしこいむすめ」など目新しいお話があったり、どれもがユニークで次々にページをめくってしまいます。各昔話の言葉については「語りつがれてきたままを尊重し、耳で聞いてここちよい文章になるよう、こころがけました」とある通り、お話の中には思わず声に出して読みたくなるような面白い語り口があふれています。たとえば、「ならなしとり」に出てくるかいぶつが出てくる場面の「でんすくまんか おんこっこー ちゃんぽちゃがまにけがはえた」という声や、「へひりの万人」の「むかしゃむっくりかやって、はなしゃはねくりかやったと」という結句。個人的には、「ぴんぱらりんひめ」の中で末のひめが黒い髪をけずる時の「ぴんぱらりん ぴんぱらりん」という音が今にも聞こえてきそうで、うっとりしてしまいました。楽しい音や言葉の語り口のリズムに、昔話の登場人物が、目の前でさも生き生きと動いているかのようです。ぜひ目で読むだけでなく、声に出して語りながら、目の前の子ども達とたっぷり味わってほしいお話集です。
(絵本ナビ編集部 秋山朋恵)
題名の通り、女の子が主人公の昔話を丁寧に再話した昔話集。
巻末にはきちんと再話のもととなった本も記載され、質の高い再話となっています。
男の子が主人公で有名なものも、女の子が主人公として語られるものがあって、
興味深いです。
へをひる(おならをする)エピソードもたくさんあり、
その扱いのおおらかさもすごいです。
末っ子の活躍、継母の存在感など、一生懸命たくましく生きてきた女性たちの姿が立ち昇ります。
これらが、語り継がれてきた重みも感じることができるでしょう。
小学生くらいから、じっくりと耳で感じてほしいです。(レイラさん 50代・兵庫県 )
【情報提供・絵本ナビ】