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内容情報
[BOOKデータベースより]
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眠りつづける蛹のまわりで繰り広げられる、生きものたちの営みを描く。5歳から。
[日販商品データベースより]早春に舞い飛ぶひときわ美しい昆虫・ギフチョウは、1年の寿命のうち約10ケ月をさなぎとして過ごす。眠り続けるさなぎのまわりで繰り広げられる、生きものたちの営みを美しく緻密な絵で描いた絵本。
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価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2014年09月発売】
ギフチョウは日本海側に生息する、アゲハチョウの仲間です。約1年の寿命の内、10か月近くをサナギで過ごし、早春の時期に羽化し、美しいチョウになります。『ぎふちょう』は、たまごが孵り、幼虫、さなぎを経てチョウに羽化するまでを描いた、ドキュメンタリー絵本です。たまごのときに、ダニに中身を吸われてしまったり、毛虫のときに、アリやオサムシに襲われたり、サナギになって、ネズミに見つかり食べられたり。絵本には、自然で行われている出来事が、リアルに淡々と描かれていきます。可愛い虫や、ストーリーをイメージされていると、とても残酷に感じるかもしれません。それでも、息をのむほど繊細に描かれた昆虫や植物、動物たちに、目をそらすことができなくなり、ジッと見入ってしまうことでしょう。子ども達も、この作品が伝えようとしている自然の真実をしっかりと受け止めてくれると思います。2009年発売の『しでむし』に続く、舘野鴻さんの新作です。
(絵本ナビライター 木村春子)
ギフチョウの一生を描いた作品です。
作者があとがきで書いていますが、
競わず戦わず、気配を消して1年の寿命の大半を蛹で過ごすのです。
卵の時から、生存競争の中で次々と姿を消す兄弟。
もちろん、森の生き物たちも食べ、食べられ、の世界。
それらがしっかりと描きこまれています。
独特のアングルが、臨場感たっぷりです。
だからこそ、羽化はとても美しいです。
小学生から、森の中の命の営みを体感してほしいです。(レイラさん 50代・兵庫県 )
【情報提供・絵本ナビ】